Guest Rooms

写真:客室

京都の伝統美とモダンなインテリアが融合する空間は、
歴史ある街にいることを実感させてくれます。
上質な無垢の素材からは落ち着きと安らぎを感じ、
時が経つにつれて味わいが増す経年美化をおたのしみいただけます。

Hotel Services

  • イメージ:お茶とお菓子

    伝統の味

    京都のお茶と老舗のお菓子で、ほっと一息つく時間をお過ごしください。

  • イメージ:趣のある坪庭(一部客室)

    趣のある坪庭(一部客室)

    光が降りそそぐ坪庭も町家らしい一面。心が和む眺めです。

  • イメージ:ジェットバス

    ジェットバス

    モダンなバスルームにはジェットバスを完備。旅の疲れを癒します。

  • イメージ:バスアメニティ

    バスアメニティ

    ホテルオリジナルのバスアメニティは、京都・和束産茶葉を使い爽やかな香りです。

Interior

客室内も、細部にまでこだわりました。
まず注目していただきたいのは、「壁」です。

壁紙は数種類あり、七宝紋の唐紙や、栞染め鳥の子和紙などが使われています。
七宝紋はかつて呉服屋だったこの町家らしい、着物にもよく使われる柄。七宝紋が繋がった「七宝繋ぎ文様」は、人との縁や関係性の円満など縁起が良く、お客様とのご縁を繋いでいるようです。

縦のラインが入った壁面は、唐紙を三分ほど重ねる伝統的な技法によるものです。重なった部分の幅が同じなので、遠目ではまっすぐな線のように見えるのです。職人さんが手間暇かけて仕上げたことが、伝わってきます。

塗り壁もあります。こちらには、「ひきづり」という手法を用いました。コテを横方向に走らせることで陰影が生まれ、独特の雰囲気を出しています。

また何よりも目を引くのは、「鉛の壁」です。鈍く光る鉛が日本的な質感を表現し、少しずつ変わる経年美化を味わう壁。ホテル建設中にもその変化は既に始まっていて、職人さんたちの話題になっていたそうです。


そして、こだわりのポイントは壁以外にも。

デラックスプレミアなど、一部の客室には格子を用いました。格子が寝室や入り口との境にあると、プライベート感を持たせながら透けによる開放感もつくります。

格子の横軸に貼られた金属はモダンな雰囲気を出し、さりげなく和の主張を抑えています。障子も同じ狙いで、あえて裏を表にしました。

語りだすとキリがない、こだわりの「しつらえ」の数々。寛ぎながらなんとなく目に留まる、小さな「気づき」もおたのしみください。
イメージ:鉛の壁
イメージ:客室の格子