あらまほしき琉球の営み
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Third Dish最高の朝食を求めて

最高の朝食を求めて

沖縄本島の中央東部に位置する宜野座エリアは、ビーチだけでなくマングローブ林や野鳥の生息するターイモ栽培地、森林の広がる山原(やんばる)など、ワイルドな亜熱帯の自然を楽しめるエリアに隣接しています。「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」では、「OKINAWA NATURE OFFICE(沖縄ネイチャーオフィス)」と協力してゲストのニーズに合わせたさまざまなツアープログラムを提案しています。秋から冬にかけての沖縄は、自然をじっくり楽しむベストシーズン。シェフ特製の「お弁当」を携えて、雄大な自然に抱かれた朝食を楽しんでみませんか?

隣り合わせの大自然

「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部及び西表島」は、2021年に世界自然遺産として登録されました。「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」は沖縄本島の東側、ちょうど真ん中辺りに位置しています。朝日が輝く表情豊かな海岸線はもちろん、お隣の金武(きん)の億首川(おくくびがわ)ではマングローブ林とその樹冠を観察できます。また、宜野座は北部に広がる「やんばる」の入り口でもあり、車で1~2時間ほど北上すればやんばる国立公園に隣接する「国頭村森林公園(くにがみそんしんりんこうえん)」や本島最高峰へ至る登山道「与那覇岳登山道(よなはだけとざんどう)」など、亜熱帯特有の大自然にアクセスすることができます。この自然を堪能できるベストシーズンが晩秋から初春にかけての季節。平均気温も20℃前後とアクティビティには最適で、やんばるにしか生息していない貴重な鳥類を観察するために世界中からセレブリティが訪れるほど人気の場所です。そこで「この恵まれた環境でゲストに最高の朝食を楽しんで欲しい」と、総支配人の橋本 和貴(はしもと かずき)は新たな試みに取り組んでいます。

億首川で見られるマングローブ林。木道などの散策路が整備されている。
億首川の河口、金武湾はサンライズの名所。シーカヤックも人気だ。
海だけでなく、奥深いやんばるの森も沖縄の魅力のひとつ。
沖縄の自然に魅せられる橋本総支配人。

いざ、国頭村の大滝を目指して

さっそく訪れたのは、国頭村の「比地大滝(ひじおおたき)キャンプ場」。遊歩道が整備され、川遊びなどのアクティビティもできるため幅広い層に人気のトレッキングコースです。ガイドを担当してくれたのは「OKINAWA NATURE OFFICE」の野鳥・自然ガイド、嵩原 建二(たけはら けんじ)さん。宮古島の出身で、琉球大学農学部を卒業後に沖縄県立博物館などに勤務され、現在も研究や書籍の執筆なども手掛ける野鳥の研究家です。

「蒸し暑い夏が終わり、少し気温が下がってくるとフィールドワークには最適の季節です。比地大滝は高さが25.7mと、本島一のスケールです。滝までのトレッキングコースは適度なアップダウンや吊り橋もあるので、さまざまな角度から自然の景観や野生動物の息吹を感じることができます。道中にはヒカゲヘゴやツワブキ、シシアクチ、フウトウカズラなどの植物を見ることができます。綺麗な緑色のアオミオカタニシ、美しいリュウキュウハグロトンボなどの昆虫たち、運が良ければヤンバルクイナやノグチゲラやホントウアカヒゲなど、この地域固有の野鳥も見ることができるでしょう。現在、鳥類は世界で約9000種類が確認されており、日本ではそのうち約640種、そのうちの約520種が沖縄で確認されています。海外では一生の間にどれだけの鳥を見ることができるか、バーディング(野鳥観察)を趣味にしている人がとても多く、野鳥を見るために沖縄へ来るゲストもたくさんいます。生活文化と自然が共存しているこの環境は、環境の多様性と生物の多様性がリンクする場所でもあるのです」

嵩原先生のガイドはわかりやすく、土地の歴史や文化との関わりも教えてくれる。/天然の森は4つの階層で構成されているのがよくわかる。/可愛らしいアオミオカタニシも一生懸命生きている。/幸運にも、1970年に天然記念物に指定されたホントウアカヒゲの雌が目の前にとまる。/25m以上の高低差はなかなかの迫力。流れ落ちる清流の音が心地良い。

沖縄らしい素朴な味わいだが、丁寧で繊細な味付けにひらまつらしさが光る。
温かいスープが朝の身体に染みわたる。
嵩原先生のガイドに真剣になる同行者たち。
「シナモンのような“カラキ”(ニッケイ)はアイスに使ったりします」と木下総料理長

やんばるで最高の朝食を

沖縄固有の大自然を満喫するサイトスペシフィックな体験は、わたしたちの好奇心と冒険心を刺激します。実際にツアーを体験した木下総料理長は、アクティビティの前に最高の朝食を提供したいと、特製のお弁当を用意してくれました。

「私も沖縄に来てから食材との出会いを通して生産者のみなさんからいろいろな話を聞いてきました。今回も、大自然のなかを歩くだけでなく、嵩原先生のガイドを聞けたことで沖縄の気候や自然により深い興味が持てました。清々しい朝の森で食べるのに最適な朝食として考えたのが、豚のあばら肉を圧力鍋で煮込み、豚骨で味付けした“ソーキ汁”と“おにぎり”です。直球でシンプルな朝食ですが、やはり美味しい料理というのはロケーションに適したものです。アーサーと島豆腐を加えて煮込んだ温かいソーキ汁は、運動前の胃を温めてくれます。おにぎりはヒジキとニンジンを加えて出汁で炊いたジューシーと、伝統料理の油味噌の2種類で、消化にも良くほどよいボリュームに抑えました。フルーツやお茶は途中の川沿いで食べてもらっても良いですし、帰ってきて休憩しながらゆっくり頂くのもおすすめです。ホテルに帰ったら美味しいディナーを用意してお待ちしていますので、思う存分沖縄の大自然を堪能してください」

ニーズに合わせた自然を満喫

今回の取り組みをきっかけに、「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」では、ゲストのニーズに合わせたさまざまなネイチャーツアーを企画。OKINAWA NATURE OFFICE代表の豊見盛 律子(とみもり りつこ)さんにお話を伺いました。

「私はもともとやんばるの植物を観察するのが趣味でした。あるとき知人の紹介で嵩原先生の“野鳥観察会”に参加したことをきっかけに、植物と野鳥の関係が繋がっていることを実感したのです。それはとても刺激的な体験で、こうした体験を広めるために金武町の小中学生を対象にしたガイドを始めました。さらに、県外や海外のゲストにも質の高いガイドとツアーを提供するべく、OKINAWA NATURE OFFICEを立ちあげたのです。沖縄に40回も来ていたお客様が、“ネイチャーツアーをきっかけにもっと沖縄が好きになった”と喜んでくれたときは嬉しかったですね。自然は予約ができない相手ですが、だからこそ実際に足を踏み入れてみると地球の神秘や不思議な魅力に触れることができます。地球規模で考えても非常に特徴的なこの場所だからこそ、ぜひ沖縄の魅力のひとつとしてこの自然に触れて欲しいと思います。年齢や体力に合わせて自由にコースを組み立てられるので、お気軽にご相談ください。3月頃の新緑も本当に美しいんですよ!」

ここではおよそ1080種もの自生種が生息している。
森の成り立ちなど、植物から自然界のしくみを学ぶ。
沖縄の自然の魅力と奥深さについて話す豊見盛さん。
  • ひとさらの文脈

ひとさらの文脈

今回はじめてやんばるの森に入ってみて、意外にもたくさんの生き物の声がしたことに驚きました。誰もいない静かな森で頂く朝食は、興奮気味のテンションをなだめるような優しい味わいです。今回は朝一番に入ることができたのですが、目の前に鳥が降り立ったときの息をのむ緊張感や、森を抜けて開けた先に滝が落ちるダイナミックなコントラストはひときわ新鮮な体験でした。さらに、嵩原先生の懇切丁寧なガイドは自然だけでなく、地球の成り立ちと土地の営みがどのように繋がっているのか、なぜこのような環境が成立するのか、実に興味深く掘り下げて教えてくれます。ホテルに帰ってシャワーを浴びて、ほどよい疲労感に包まれながらテラスで頂くシャンパンは格別。見慣れたはずの海や空が神秘的に感じるから不思議です。

※今回ご紹介したのは、ご宿泊のお客様を対象にしたツアーの一例です。
ご興味のある方は、こちらよりホテルにお問い合わせください。
※ご朝食は季節や気候によりお持ちいただけないこともございます。

読むひらまつ。編集部 飯田健太郎

THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座 
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〜あらまほしき琉球の営み〜

日本屈指のリゾートエリアとして人気の沖縄。手つかずの自然と琉球の伝統が色濃く残る宜野座エリアは、鮮やかなやんばるの森と豊かな食材を育んでいます。心地よい風と共に、新しい食のストーリーをお楽しみください。

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